田舎の黒カラス

2006-01-06 PM 1:29 by moto

昔々、能登町の三田という地区に「四郎右ェ門」という、とても唄が上手くてひょうきんな人がいました。

四郎右ェ門は19歳の頃に京都の公家の家に仕え、庭掃除などの仕事に励んでいたのです。

さて、四郎右ェ門はとても明朗快活な人柄だったので、庭掃除をしながら“盆踊り”や“もみすり唄”“田植え唄”などを唄い、興に乗ってくると箒(ほうき)を逆さにして、身振りおかしく庭中を踊りまわったりもしていました。

それを快く思わなかったのは、この家に住む姫“楓(かえで)”。田舎者が自分の庭で好き勝手にやっていることにとうとう腹を立てて、四郎右ェ門にこう言い放ったのです。

『田舎の黒カラスめ!(下手糞な唄だな)』

その悪口を聞いた四郎右ェ門も、さすがに自慢の歌を馬鹿にされて頭にきたのでしょうか、こう言い返しました。

喜太郎むじな

2006-01-04 PM 4:19 by office

「同じ穴のムジナ」という諺を聞いたことがありますか?
いわゆる「悪友」をさす言葉なんですが、では実際にムジナ(=アナグマ)と同じ穴に住んでいるのはどんな動物なんでしょう?

答えは「タヌキ」

ムジナとはアナグマのこと、穴を掘るのは大の得意です。ムジナが掘った寝床の穴に、タヌキが居候しているというわけなんですね。
タヌキといえば昔からキツネと並んで人を化かすといわれている動物。たしかに悪友かもしれません。

今回はそんな悪友に影響されたのか、ムジナが人を化かしたお話。

今から100年以上前の話。能登町・猪平地区に「助作」という、周りの人にとても愛されているお爺さんがいました。

ある日、助作爺さんは買い物のために、朝早くから宇出津の町へ向かっていました。なかなか来る機会の無い「町」での買い物ですから、助作爺さんも時間を忘れて珍しいものを見て回ったりと、楽しんでいました。

気が付けば、辺りはもう真っ暗。もちろんこの時代に外灯なんてありませんし、助作爺さんは足元を照らす提灯さえ持っていませんでした。

仕方が無いので一歩一歩足元を確かめながら、ほとんど手探りの状態で、助作爺さんは家路についたのです。

初詣

2006-01-03 AM 10:54 by office

 正月も、はや3日目となりました。今日は朝から雪となっています。さて、皆さん初詣にはもう行かれたでしょうか?と言うことで今日も語源の由来についてご紹介します。