(この記事は 2004/12/09 noto.exblog.jp へ掲載したものです)

1本しかないのに夫婦松とは?


輪島市南志見の里山にある住吉神社には1本の巨木が立っています。
胸高周囲4.6m、樹高28mの、まるで大きな盆栽のような姿形のいい大松は石川県一の黒松です。
昭和33年6月11日には輪島市指定天然記念物にも指定されました。

その昔、この住吉神社は東山町と忍町の境界にある亀尾に鎮座していたと伝えられています。しかし“ある時”を境に現在の地に移ったといわれています。時は承久年間(1219~1229)ごろのこと。

なぜか?
この地に残る伝承によれば、住吉の神が『海の渚の音を聞きたい』なんてわがままを言い出したんですって。神様も山より海の近くが良かったんですかね。山には山の良さがあると思うんですが、きっと飽きちゃったのかもしれません。

さて、そんな神社に立つ大きな松がなぜ1本しかないのに夫婦松と呼ばれるかなんですが、もともとはやはり2本立っていたそうです。しかし長い年月のうちに内1本は枯れ果ててしまったのです。伴侶に先立たれるなんて寂しい(TT)

しかし今でも地元の人には“夫婦松”と呼ばれています。松もきっと一人で寂しいでしょうが、地元の人には愛され続けることでしょう。

コメント記入欄

WP-SpamFree by Pole Position Marketing