薬水と観音

2005-12-22 PM 4:22 by moto

今日は当ブログでおなじみの“能登の名水”に関係するお話。旅の僧が飲んでいた川の水を、近所の浮腫に悩むお婆さんが飲んでみたところ、翌朝には浮腫が治っていた。という話なんですが、実は別の話も伝わっており、最初に見つけたのは旅の僧ではなく、この山に住む鷹が怪我を治すために浸かっていたのだ、とも云われています。この前出猪平薬水に関する記事はこちら。

800年ほど前のお話。
ある夏の日、能登町・猪平の地に一人の旅の僧がやってきました。旅の僧は海から山へ休みなしに歩いていたものですから、そろそろ休もうかと思っていたのですが、あいにく猪平には休憩できそうな場所はありません。辺りを見回しても山と樹木、そして水田が広がるのみです。

旅の僧は「せめて水でも飲もうか」と、“音無川”という水量も少なく流れも緩やか川に立ち寄ることにしました。音無川にはほとんど水は流れておらず、その水も落ち葉や泥で汚れていたのですが、旅の僧はそれらを杖で丁寧に取り除き、綺麗になった水を一口飲んで、また歩き出しました。

さて、そんな様子を見ていた近所のお婆さんがいました。

コメント記入欄

WP-SpamFree by Pole Position Marketing