八淵の蟹橋

2005-12-21 PM 1:27 by moto

今日は能登町・矢波地区のお話。矢波といえば「能登の奇祭」があることでも有名ですが、その矢波地区の中央を貫く川に、こんなお話があったなんて・・・。

昔々、能登町・矢波の川沿いに住んでいた人たちが居ました。その矢波川の中ほどには、川幅も広く池のようになっている“八淵”という所があったのですが、村の人たちは田作りのために川を越えて行かなければならず、大変不便に感じていたのです。

「川幅の狭い所にでも橋を作れないものだろうか・・・」
村人達は口々に言いましたが、川の流れも速く、そして率先して世話をしようという者も現れなかったのです。

さて、村には可愛い娘を持った小右ェ門という人がいました。小右ェ門もまた、皆を引き連れ橋を作ろうなどという気はなく、「誰か橋を架けてくれんものだろうか・・・」「架けてくれれば、うちの婿にするのになぁ」などと、他力本願に一人呟いていたのです。

しかし、そんな呟きを聞いていた者がいました。小右ェ門の娘に密かに思いを寄せるその者は、可愛い娘さんと何とか結婚したいと思い、橋を作る決意をしました。そして翌朝・・・。

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