大蛇の鱗のついた袈裟

2005-12-20 PM 3:46 by moto

物語中に「八ノ田」などの地名が出てきますが、ここは地元でも有名なジェラート屋さん「マルガージェラート」のある瑞穂地区近くのことです。大蛇の住んでいたという杉は既に台風により倒れてしまいましたが、ジェラートでも食べながら大蛇のお話を少しでも思い出していただければ・・・

今を去ること五百年ほど昔。
山田の里は静かで平和な村でした。しかしいつの頃からか八ノ田地区の大池に、長さ数十尺にも及ぶ大蛇が住みつき、たびたび村人の目にも触れるようになりました。

やがて人馴れした大蛇は、山裾の大杉の上にとぐろを巻いて、日向ぼっこをするようになったのです。これには村人も困りました。なんせ木の下を知らずに通れば、上から「パクリ!」ですからね。

それからというもの、大蛇は木の下を通る旅人や牛、馬を手当たり次第に飲み込んでしまうようになりました。恐れをなした村人は、毎日集まっては大蛇対策の相談をしますが、良い案はいっこうに浮かびません。そして結局、村全体でお引越しをすることにしたのです。

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