六郎谷の山桜と精霊コダマ

2005-09-30 PM 1:46 by moto

“[もののけ姫][G]”って見たことありますか?たぶんほとんどの方がこの映画の存在をご存知だとは思うのですが、その登場人物(?)の中に、豊かな森に住む半透明の精霊“コダマ”っていましたよね?
もし“コダマ”が実際にいたとしたら、みなさんはどうしますか?

現地案内看板より

六郎谷の山桜
輪島市指定天然記念物 昭和59年12月24日

輪島市里町の“菖蒲田(しょうぶだ)家”の一画を「菖蒲田」といっているが、その昔はショウブの自生地だったといわれている。その後方の丘の“真言宗”の墓地の中に、一本の山桜(ヤマザクラ)がある。胸高周囲約4.7m、樹高約10mで、石川県一の巨木である。
直幹がなく、3mほどの所で枝分かれしている。老境に入っているがまだ衰えていなく実に見事な山桜である。

与兵衛の椎から1kmほど山間部に進むと、右手に“六郎谷の山桜”への看板が見えてきます。看板どおりに進むとすぐに行き止まりになり、小川と民家があるだけなのですが、この民家の左手の山中に“六郎谷の山桜”はあるのです。

薄暗い杉林を数十m進むと、天からの光がやわらかく差し込む台地に出ます。そしてその中心に山桜が・・・。


かなり痛んだ老木ですが、まだ根に力はあります。
しばらく呆然と山桜を見る私。そして視界の外になにやら気配を感じたのです。
そう、白くて小さな精霊の存在を。

私は恐る恐る、その気配のするほうに目を向けました。白い小さな気配はまだ消えていません。いや、むしろその存在を主張するかのように、どっしりとそこに構えているようです。
ゆっくりと、そして冷静にその存在を私は確認しました。

そこにいたのはなんと!

お地蔵様! ・・・あれ、コダマじゃないや(;´Д`)

桜の根元には足の踏み場も無いほどのお墓とお地蔵様がありました。そしてそこが墓場だと知ったのは、現地の案内看板を見た後。な~んだ、ビビッて損(?)しちゃった。
怖い怖いと思っていると、お地蔵様も“コダマ”に見えちゃう!って、良い教訓ですね・・・。

さて、杉林を出て麓の民家に住むおばあちゃんに話を聞くことができました。主に桜の開花状況などの話を聞いていたんですが、そこで分かったのは植林された杉によって桜への日光が遮断され、あまり良い桜は咲かないとのこと。

林業関係の方には申し訳ないですが、せめて観光名所にもなっているほどの老木の周りには、大きな木を植えないでいただきたいものです。ん~、でもそれも能登の大事な産業のひとつですからね・・・。やはり行政の力で保護区指定してもらうのがいいのかもしれませんね。
「桜が見れない」と嘆く、おばあちゃんの悲しそうな顔を見るのは辛いです。

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