天狗平の御所桜

2005-04-22 PM 2:37 by moto

(この記事は 2004/07/22 noto.exblog.jp へ掲載したものです)

 [鉢伏山][G]の山懐にある[上河内][G]は[熊州木地師][G]の活躍した伝承や足跡がある。
 豊かな林材(ブナ、ケヤキ、トチ)などをいかし、[天狗椀][G]と呼ばれた古代椀を生産した。木地師には、上方詣りの風習が伝統として強く守られていたといわれている。木地師たちは[江州小椋郷][G]に閑居した[職組惟高親王][G]([文徳天皇][G]第一皇子)の御所を敬い、奉仕し、[通行手形][G]、[綸旨][G]などを授けられたという。
 なお、その折[御所桜][G]の苗木を持ち帰り当地に植えたものと伝えられている。

 御所桜は[エドヒガン][G](アズマヒガン、ウバヒガン、ウバザクラ)と称され、[伊豆][G]、[駿河][G]地方に多い暖地性の種族であるが、寒冷な当地に見ることは真に貴重である。天狗椀の歴史を物語るに証しであり、この種の県内第一の[巨樹][G]として記録されている。

 また昭和三十七年に[柳田村天然記念物][G]に指定された至宝である。


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