(この記事は 2004/07/21 に noto.exblog.jp へ掲載したものです)
昔々、[当目][G]の[岩井戸][G]という洞窟に住んでいた[猿鬼][G]と呼ばれる怪物を退治したという伝説が[奥能登][G]一円に広く分布している。そこから地名の由来となった話を抜粋。
[猿尾谷][G]から[釜が谷][G]を経て当地に住み着いた猿鬼が村々を荒らしまわるので、神々は[気多大社][G]の[大明神][G]を大将に、三井の[大幡神杉][G]姫を副将として退治することになった。
まず、神々が兵を寄せたところが[駒寄][G](こませ)、猿鬼の体に漆が塗ってあり弓矢が立たず後退した場所が[神和住][G](かみわすみ)、[神杉姫][G]が「筒矢で射よ」とお告げを受けた[歌波の浜][G]、毒を採取したところが[千毒][G](千徳)、目に矢が当たったところが[当目][G]、その黒い血が流れ出たところが[黒川][G]、[五十里][G]、[車前草][G](おおばこ)で傷の手当てをしたところが大箱、猿鬼の首を埋めたところが[鬼塚][G]、その霊を祀って祠を建てたのが[岩井戸神社][G]([猿鬼の宮][G])といわれ、伝説由来の地名が多く残っている。
2月 20th, 2015 - 1:02 PM
[…] 特にサルは、旧柳田村を中心としたさる鬼伝説http://noto-tourism.com/?p=153が残っているくらいですから、結構群れをなしていたものだと思われます。 […]